醜い赤ん坊であった。(父親談)
父は有能な画家。
勉強好き 内気で感受性豊かな少年時代を送る。
神学を学び、牧師を目指すが20歳で画家を志す。
父は才能を認めず反対する。
父の信頼はそのまま得られなかった。
不安と自己不信に悩まされる。
鬱病発症。
フランス パリで印象派と出会うが、影響を自分の芸術には活かせない。
動物画家ジャン・ブローエ・ニースレに出逢い、動物画に関心を深め。
父死去。
結婚を決心するが花嫁をおいて、パリに逃亡。
二度目のパリでゴッホ、ゴーギャンの絵に接し感銘を受け、ようやく自分の方向性を定める。
ゴーギャンのタヒチはマルクにとって動物となる。
動物園に通いスケッチを続ける。
色彩とフォルムの実験を繰り返す。
アウグスト・マッケに出会い親交を深め、励まされる。
芸術関係の人脈は広がり経済的にも基盤ができる。
充実期を迎える。
再婚。
カンディンスキーとの出会い。
自身の制作スタイルの基本が確立。
青騎士を結成。マルクは馬と青が好きであった。
2回の展覧会を行う。マレービッチ、ピカソ、ブラックの作品も含まれる。
フォルムの並置から混合へ。
キュビズムの影響が絵に表れる。
年鑑「青騎士」刊行。
マルク:ドイツのフォーブ
マッケ:民族芸術
シェーン・ベルク:音楽理論につて
などが寄せられる。
マッケ、クレーとともにパリに滞在。
ロベール・ドローネの色彩に魅せられる。色彩が構成上の要素になる。(色とフォルム分離)
フォルムの埋葬が進む。未来派的な運動が画面に見られるようになる。
死を免れない肉体から解かれ精神的なものへ向かう作業が抽象絵画へ。
しかし完全な抽象にはならずフォルムは変化しつつ残る。重なり動き。
戦争の予感に苛まれる。
絵に破壊のテーマも入ってくる。
戦争勃発とともに従軍。ロイヤル・バイエルン野砲連隊第一師団に配属。
マッケ戦死。(1887~1914)
戦場からのスケッチブック36点のデッサンでさらに今後のフォルムの展開を見せる。
志を半ばに、戦死。
死は「絶対の解放である」(マルク)
風景の中の馬 雨の中 二匹の猫 青い鹿 歓待者ユリアヌス 動物の運命 戦うフォルム
黄色い牛
青い馬の搭
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