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2014年2月15日土曜日

サンディ・オールオーバー・ザ・ワールド Sunday All Over The World

目をつぶってCDを引き抜いたらこれが当たりました。
雪の日はなぜか空気圧に押し潰されそうになって、呼吸困難に陥っていました。

苦しくて、一日中何も手につきませんでした。
空間を圧し尽くす白い毒で世界が漆黒でした。

もう流石に、Starless and Bible Blackでもない。これはカート・コバーンが最も影響を受けたアルバム”Red”の最終曲。とても良く分かる。
でも、もうクラシック音楽である。
コンテンポラリーミュージックとしては終わっている。(なんと古臭い言い回し)

さて、息詰まりもDisciplineが足りないからかもしれません。
無理やり起き上がり、何かを聴こうとしたら、、、これでした。

わたしはDiscipline以降のCrimsonに馴染めず、というよりわざと聴かずに来てしまったのです。
勿論、アルバムはわたしの精神的基調をプロコルハルムとともに形作ったバンドですから、出れば買います。でも買っただけで正直、聴いてません。持ってるだけ(笑
ファンの風上にもおけねえ奴です。

でも、Sunday All Over The Worldは聴ける。
とても気持ち良い。
リーグ・オブ・クラフィティ・ギタリスツ、リーグ・オブ・ジェントルマンの気持ちよさに接続します。これらに連結した現代音楽的ロックです。クラシック的なロックでは全くない。
あの胸糞悪いイタリアとかイギリスの無自覚なロックによくある自意識汚物垂れ流しの気持ち悪い音ではなく、ジャーマンロック的な実験性に富んだ、まやかしのない現代音楽です。
クラフトワークやノイ、ファウスト、カン、グルグル、ラ・デュッセルドルフ、初期タンジェリンドリームなどと一緒に聴けるものです。
イギリスでは現代音楽としては唯一、エッグ。
クラシックの方法論を血肉として楽曲を制作したのはELP。
クラシックの素養を裂け目なく見事にロックに昇華したのはルネサンス、ジェントル・ジャイアント、プロコルハルム。
クラシックとジャズの融合では、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニとアルティ・エ・メスティエリ
というところでしょうか。


そして、
この音、サウンドがDiscipline以前、第二期最後のRed以降の音ーサウンドに思えるのです。
時系列からするとこのSunday All Over The World は、Discipline以後の制作なのですが。
わたしは、エイドリアン・ブリューのギターが虫唾の走るほど大嫌いで絶対に認めがたいものなので、Redの次(~ギタリスツを挟んで良いので)がこれであれば幸せでした。
つまり、ロバート・フリップのギターを聴きたいのです。
ギターはロバート・フリップなのです!
それ以外の雑音はほとんど耳に入らないので。
唯一無二の真のギターが聴きたい。奇をてらった妙ちきりんな自己顕示欲しかない馬鹿げたギターなんぞ糞くらえです!!!

わたしは、ロバート・フリップ、スティーブ・ハケット、ロビン・トロワー以外のギタリストにはあまり耳が傾かない。
じゃあ、エリック・クラプトンはどうなんだ?という声がすぐに聞こえてきますが、彼を嫌う理由があるはず無いでしょ。ジミー・ペイジもしかり。変なこと聞かないでください。

でも好きなのは上の3人です。


いま、Discipline以降の音をあまり聞く気が起きないのですが、このSunday All Over The World は聴けるという話をしています(爆

でももう時間だ。

そうこのように雪が降り積もる時の止まった空間は、”世界中どこもかしこも日曜日”、なのです。

発狂する白日夢。

NewOrderのBlueMondayが聴こえる。あるいはキャバレ・ボルテールの3マントラズ。



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