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2013年8月3日土曜日

天国への階段 ~Led Zeppelin~

天へのきざわし


眩しいものすべてが黄金なのだと信じる女がいる
天国への階段を彼女は買おうとしている

どの店も閉まっていたっていつもの心得で
一言かければ何でも手に入るのだから

天国への階段を彼女は買いに来た

店の壁には貼紙が、、、でもよくたしかめなくては
いつだってことばにはまったく違うふたつの意味がかくされているのだから

小川のほとりの梢には一羽の鳥が
ひとの想いなどすべてあやういものだと嘲りつづける

わたしは迷う
わたしは彷徨う

何かの強い気配に西方をうかがうと
わたしの魂は身体を振りほどいて叫び声を上げる

わたしの思考は木々の間を煙の輪となりすり抜けてゆき
立ち竦んで見守る人々の声がさざめく

不思議だ
不思議な気分だ

こんな囁きが、、、あの調べを請えば
笛吹きたちがわたしたちを悟りへと誘ってくれるだろうと

永く待ち続けたひとたちのために新しい日があけ
森を笑いが木霊してゆくだろうと

生け垣がガサガサ音を立てても騒ぐことはない
それは五月祭の女王を迎える春の大掃除なのだ

過ぎし日に立ち戻るための道はふたつある
長い目で見れば今の道を変える時間は残されている

そして、、、それがわたしを惑わせる

あたまのなかにはハミングが絶えず鳴り響き
笛吹きたちが仲間にお入りなさいと

親愛なるレディ
風の音が聴こえるか
そして知っているか
あなたのたちが流し続ける噂を

曲がりくねった道を進みゆくにつれ
わたしの影法師は魂よりも高く伸び

どうやってすべての沈黙が黄金になるのか
あの白い光を纏った女が教えてくれている

ひたすら耳を傾けるのなら
その調べはついにわたしたちに立ち戻る
わたしだけの調べが

そしてわたしたちがひとつに
ひとりひとりがすべてになり
決して揺らぐことのないひとつの岩へと変わる



天国への階段を彼女は買いに来た

訳:Dicipline2000

*久々に聴いた、カラヤンもこれ以外の編曲は考えられないと唸った”Stairway to Heaven”です。アレイスター・クウリーの影響もあると聞いていたので、そちらも取り出して読んでみましたが、この楽曲は関係ないようです。なるべく意訳は避けようと思いましたが、パッチワーク的な言葉の選択で成り立っているところが多いように感じられました。

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