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2014年1月17日金曜日

PJ HARVEY ~ RID OF ME 無作為チョイス

PJハーヴェイは、昨日書いたレディオ・ヘッドともLive共演しています。
更にヘンリク・ミコワイ・グレツキの「交響曲第3番」がお気に入りということ。
デビュー時からその意志の強そうな強烈な印象を残すルックスと共にそのサウンドが大変注目されていた。圧倒的な存在だと各評論家が揃って驚嘆していたのを今でも覚えています。
これらのことから、わたしも彼女のデビューアルバムから聴きだしました。

PJハーヴェイは彼女というアーティストを指すのだと思っていましたら、何とPJハーヴェイというトリオグループだそうで、その中心人物がPJハーヴェイだということです。
曲はすべて彼女のコンポーズによりますが、あくまでも彼女はヴォーカル・ギター担当なのです。
普通そのような場合、PJハーヴェイバンドとか名乗るものですが。
このファーストは1993年です。

とかく歌詞が取り沙汰されていましたが、わたしはほとんど歌詞を訳してまで確かめようとは思わないのと、輸入盤では歌詞がないことが多く、何歌ってるのか分からないことが多いのです。
サウンドの善し悪しですね。
わたしの場合、音楽は。

ギターのリフはジャズやブルースとロックを分ける大きな要素で、リフのカッコよさといえばストーンズやクリームなどがまず元祖ですが、彼女のリフはその頃のカッコよさ本質力を強く感じます。
率直さの強さ、曖昧のなさ、わたし等身大の音にこだわり続ける。絶対にわたしから離れない誠実さ。これだけはよく分かります。

「フェミニズム」などを歌わないヒトであることは間違いない。
信用できる表現者です。
もともと彫刻家を目指していたそうです。
母親が彫刻家で。楽器もサキソフォンをやっていたらしく、ギターはバンドを組むにあたってはじめたのだそうです。

音楽がダメになったらまた彫刻に戻ると言っていたそうですが。
音楽の方が直接的でしょう。
音楽の破壊力に気づいてしまったからには、もう戻れないでしょう。

このサウンドは紛れもなく闘いそのものです。
自分のための闘い。
解放のための闘い。




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